〜近況報告:2006年9月〜

9月12日
 先月の後半に、餘部、そして即売会のために大阪へ(こちらのイベント情報を参照)行き、そのついでに湖西線めぐり………と遠出をしたばかり。なのに、時刻表やら鉄道雑誌やら某大先生の紀行文やらを眺めているうち、またぞろ悪い虫がうごめき出した。

「遠くへ行きたい」

 …効き目が、どんどん短くなっている。まさに中毒、まさに禁断症状だ。

 先頃まで山陰にはまっていたが、反対側の広島・山口あたりも人気(じんき)がよく、そして山陰と違って秋もよく晴れるそうだ。大小の島を浮かべた瀬戸内海に、秋の夕陽が映る眺めも美しいだろう。
 しかし、"鉄的風景"の方に重きを置くと、今行っておくべきなのは同じ瀬戸内でも対岸、予讃線は松山以西の非電化区間だ!と感じる。キハ58系列という「昔ながらの汽車」がまた一つ消えようとしているのだが、それが普通に走る数少ない区間だ。宇和海や段々畑、それに土地の人々をバックにいい絵があるだろう。
 かと思うと、北東北にも惹かれる。「夜汽車」「追憶」「わかりやすいオチ」という三題噺を自分に課して短編をひねり始めたところなのだが、頭にはなぜか晩秋から真冬の景色が浮かび、どうやらそういう作品になるらしい。それで、冬が早く訪れる北国に行って「寒い景色」を一刻も早く見たくて仕方がないのだ。
 うーむ、どうしよう……………よし、いっそみんな行ってやろうか!

 ………ちなみに、経済的にも日程的にも当分アテはまったくない。


 手は仕事心は何処へ秋の空



【つづく】



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